インターステラー観たよー
見たことの無いものを見る。
聞いたことの無いものを聞く。
そういうのが映画の魅力の一つ。
インターステラーは、その意味で正に映画だったし、映画の魅力として必要なものが全て詰まってた。
ノーランならではのこだわりとホイテマのセンスが一つ一つの画面を作っていた。
まず、序盤のトウモロコシ畑をトラックで突っ切るシーンで泣いた。
あのトウモロコシ畑の荒涼とした雰囲気と音楽に、見たことが無いのに懐かしいと感じ、泣いてしまった。
四次元立方体のシーンもすごく好き。
合わせ鏡と同じく、繰り返しが無限を生みだす。その中を移動するということで、時空を超えるというのが、何とも言えず楽しくて、ここでも泣いた。
(正直、この表現を作り出したことに羨ましさも感じた)
音楽も好き。
ハンス・ジマーは最近変わってきた。
曲の作りは相変わらずハンス・ジマーなんだけど、音の作りが変わってきた。
「それでも夜は明ける」でも感じたけど、何かカッコをつけなくなってきた。
以前よりも映画全体としてのまとまりを良くする音楽になってきた、という感じ。
オルガンの音色と繰り返しが、この映画の主題にピッタリ。
この映画の音楽は、今までのハンス・ジマーとはちょっと違う。
映像と音楽。
この2点でこの映画は今まで見たことのないもの、聞いたことのないものを聞かせてくれた。
それだけで僕は十分。
すごくオススメできる映画。